シックでエレガント – クリュイタンス・パリ音楽院管 ビゼー・アルルの女&カルメン組曲 – 不朽の定番

通販レコードのご案内芳醇で力に満ち、しかも優雅。そしてクリュイタンスの醸し出す南欧情緒。

ここではすべてが自在にふるまわれているようでいて、つくりものめいた要素は一切ない。ドラマティックとはいえないまでも、誇張がなくて抒情的であり、清潔感を漂わせている。鮮やかな色彩感の表出と、エレガントな棒さばきが端正で、第一級のパステル画を見るような趣が感じられる。このビゼーの代表的な管弦楽曲を収めたアルバムは、日本公演が行われた1964年に録音されたもので、1965年に発売されて以来、カタログから一度も消えたことのない定盤として聴き継がれている名演です。
フランス人の指揮者に比べこの人の演奏は合奏が実にしっかりしているし、非常に計算し尽くされた響きのバランスに驚かされてしまう。まずはこの辺が仏パテ社を唸らせ、数々の名盤を算出し、それらを普遍的なものにしている要因だと思う。もちろんフランス的な色彩感覚も抜群に素晴らしい。これほど色彩的な精緻さでクリュイタンスを越える演奏はちょっと他では見当たらない。なんでこんなに優雅で、精緻で、色彩感があるのだろう。

録音に残されたパリ音楽院管弦楽団の古の響き~フランス音楽の体現者クリュイタンス

日本の音楽ファンにとっては、特に1964年4月~5月にかけて行われたパリ音楽院管弦楽団との来日公演が衝撃的で、この時初めてフランス音楽の神髄と粋に接したのでした。かつて存在したパリ音楽院管弦楽団は、サウンドからアンサンブルまで色彩が豊かでニュアンスもあり、まさにフランス的なシックでエレガントな演奏を聴かせていた。最後の「ファランドール」のカノンなど、左右のスピーカーからはっきりと分離して聴こえるのは、いかにもステレオ初期の録音との思いを実感させられる。ある種の感慨を持たずにはいられぬ名演。1964年1月13日〜15日、パリ録音。

通販レコード詳細・コンディション、価格

品番 34-25738
レコード番号 C063-10597
作曲家 ジョルジュ・ビゼー
指揮者 アンドレ・クリュイタンス
オーケストラ パリ音楽院管弦楽団
録音種別 STEREO
ジャケット状態 EX
レコード状態 EX++
製盤国 DE(ドイツ)盤
カルテ(管弦楽) 独エレクトローラ製金ラベル初期プレス, STEREO 重量盤170g, 英国コロムビア同一スタンパー YLX 使用盤

販売レコードのカバー、レーベル写真

  • DE ELECTROLA/EMI C063-10597 クリュイタン…
  • DE ELECTROLA/EMI C063-10597 クリュイタン…

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  • オーダーは品番 / 34-25738
  • 販売価格4,000 円(税込)

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