通販レコードのご案内プロコフィエフの高度な管弦楽手法と親しみのあるメロディ、そして短いフレーズに盛り込まれた凝縮の美をあますところなく味わうことができる。
《米ダーク・オレンジ盤》US ODYSSEY Y30490 ユージン・オーマンディ プロコフィエフ・交響曲5番 一つ一つの旋律からどことなく懐かしいような暖かみのある情緒が伝わってくる。1958年、ロシアを訪れたオーマンディとフィラデルフィア管の演奏会に接したプロコフィエフ未亡人は、その見事な演奏に惜しみない賛辞を送り、前年に録音された交響曲第5番のLPにサインを求めたという。本盤は、その第5番、オーマンディがコロンビアに残したステレオ録音(MS 6004)によるプロコフィエフの名演。プロコフィエフのスコアが堂々と“クラシック”に響きわたるさまは瞠目に値する。オーマンディの最高傑作。極めて機能的だが美しい、オーケストラ芸術の極致。ロシアのオーケストラのような野蛮な粗さではなくプロコフィエフはクールな迫力を求めていたのだとすれば、西側のこのような演奏は新鮮だったに違いない。プロコフィエフ未亡人の行為は、作曲家自身も頷いて傍らから覗き込んでいたのかもしれない。当時、作品に込められたオーケストレーションの巧みさが、「フィラデルフィア・サウンド」によって次々と明らかにされてゆく様はまさに圧巻。レコード芸術誌の広告は印象に深く刻まれている。
エネルギー感に満ち、きちんとピントの合った写真を見るような鮮明さで、各楽器も細かく聴き分けられます。
録音はステレオ最初期、ブロードウッド・ホテルのボールルームでのセッション。響きに深味はないが豊かな音響、左右にオーケストラを展開した良質なバランス。巧みなオーケストレーションで磨き上げられたスコアに、感情の入る余地はなくオーケストラ性能が遺憾なく発揮できる。オーマンディはプロコフィエフと親交はなかったがその解釈には定評があり、アメリカ初演も何曲か担当している。オーマンディの指揮は極めてオーソドックスで音楽的なもの、どこを誇張したりとか作為的なものは一切有りませんが、オーケストラの圧倒的な技量も相まって上手いなあと感じさせる名演です。
1957年3月14日フィラデルフィア、タウン・ホールでの録音
通販レコード詳細・コンディション、価格
Sergei Prokofiev, The Philadelphia Orchestra, Eugene Ormandy – Prokofiev: Symphony No. 5 in b flat major, op. 100 – ODYSSEY – Y30490
プロダクト
- レコード番号
- Y30490
- 作曲家
- セルゲイ・プロコフィエフ
- オーケストラ
- フィラデルフィア管弦楽団
- 指揮者
- ユージン・オーマンディ
- 録音種別
- STEREO
DARK ORANGE WITH BLACK LETTERING, STEREO 1枚組(130g)。
コンディション
- ジャケット状態
- EX
- レコード状態
- EX
- 製盤国
- US(アメリカ合衆国)盤
The Great Columbia Stereo Recordings シリーズ、オリジナルは MS 6004。
通販レコード
詳細の確認、特別価格での購入手続きは品番のリンクから行えます。
オーダーは |
品番 / 34-15533 |
特別価格 |
1,540円(税込) |
通常価格 |
1,980円 |
続きを読む 紹介堂々と“クラシック”が響きわたる*クリスタルクリアな音色 オーマンディ指揮フィラデルフィア管 プロコフィエフ・交響曲5番